健康維持⑪「自然治癒力{免疫力}」
免疫力の話で、よく聞く、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)!
その名の通り「生まれながらの殺し屋」と呼ばれ、自然免疫で活躍します。
外部からの侵入者というよりもがん細胞などでの体内で生まれた異常細胞を殺すことです。
T細胞やB細胞などのリンパ球とは違い、抗原体の感染経路がなくても、異物を特定す
ることなく、がん細胞などを破壊する能力をもっています。
もう一つの免疫細胞でよく名前を聞く「マクロファージ」!るす
血液中にある白血球の約5%を占める免疫細胞です。
マクロは「大きい」、ファージは「食べるもの」「細胞を破壊する細胞」を意味し、こ
のことから「貪食細胞」とも呼ばれています。
マクロファージは、細菌やウィルスなどの病原体、免疫細胞の残骸などを貪食します。
この貪食細胞は、外部からの病原体を処理するだけでなく、壊れてしまった自分の細胞
や血小板の働きで固まった血液を食べる働きもしています。
たばこの煙や食品中の有害物質など、発がん性のある物質にさらされても簡単にがんに
ならないこともマクロファージを含む免疫細胞の働きです。
マクロファージは、貪食作用のほかに異物が体内に侵入したことを、そのほかの免疫細胞に知らせる役割も併せもっています。
マクロファージは、存在する場所によって姿を変え、全身のあらゆる場所に存在していますが同じ細胞でも分布位置によって名称や戦うあいてが異なります。
血管内・・・単球
マクロファージの前駆細胞で血管内を循環し、炎症部位に駆け付ける
脳・・・グリア細胞
脳などの中枢神経に分布し、異物を貪食して脳内を正常な状態に保つ
肺・・・肺胞マクロファージ
気管から肺にかけて分布し気道から侵入する異物を貪食・処理する
肝臓・・・クッパー細胞
肝臓の血管などに存在し、門脈から肝臓に侵入した異物を貪食・処理する
これらって、意識をもって私たち自身が動かしているのではなく、無意識に動いている!人間の体の不思議はまだまだありますね!
では、今日はこんな感じで!