女性ホルモンと更年期⑭
女性ホルモンとがんについての情報をお伝えします。
がんの罹患率について、20歳から54歳までは女性が高く
乳房・子宮・卵巣などの女性特有の部位のがんが多いです。
女性特有のがんのうち、女性ホルモンの一種、卵胞ホルモン
(エストロゲン)の刺激によって増殖する、いわゆるホルモン
比較的若年層に多い子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルス
(HPV)への感染が原因とされます。
一方、女性ホルモンが予防的に働いているがんもあり、肝臓がんは
その一つだと言われています。
加齢とともに増加する大腸がんは、比較的男女差が小さく、
生涯罹患率では、平均寿命の長い女性が男性に段々追いついていく
という側面がありますが、女性ホルモンが予防的に効いている
と考えられています。肥満は、大腸がん、とりわけ結腸癌の原因の
一つになりますが、女性では内臓脂肪が蓄積しても女性ホルモンが
作られていることで、それが予防的に作用していると考えられていて
肥満との関連は男性と比べて小さいことがわかっています。
あくまでも、閉経前の罹患率!女性ホルモンがある状態の話です。
では、今日はこんな感じで!