女性ホルモンと更年期障害⑮
今日は、女性ホルモンのつづきです。
乳がんについての情報です。
日本の乳がんの死亡率は、部位別がんの中では第5位
となっていますが、罹患率では第1位となっています。
に罹患し、2014年には1万3240人が亡くなって
います。
原因については、まだ十分に明らかになっていないことも
ありますが、日本でにゅうがんが増えている背景として、
戦後、食生活が欧米化したことによって、体格がよくなり
女性の初経年齢が早まり閉経年齢が遅くなったこと、
晩婚化・少子化で出産経験がない・または少なくなった
ことなどが挙げられています。これらに共通しているのは
乳腺細胞が女性ホルモン(特にエストロゲン)にさらされている
状態が長い期間に及ぶということです。
閉経すると、女性ホルモンの分泌量は減少します。しかし、
脂肪細胞においては閉経後も副腎皮質から分泌された
男性ホルモンをもとにしてエストロゲンが産生されます。
このため閉経後に肥満していると、エストロゲンも一定
レベルを保つことになるので、それもリスクになると
されます。
子宮体がんもエストロゲンとの関係が深いがんであり
約8割はエストロゲンの長期的な刺激と関連していると
考えられています。乳がんと違うのは、初経年齢の早さ
は余り強気リスク要因とはならない点で、むしろ閉経が
遅くなったことの影響が大きいとされます。
子宮体がんは、50歳代から60歳代の閉経前後の発症が
多く、出産経験がないこともリスクになります。
リスクが上昇するのに対して、子宮体がんのリスクは
下がることが知られています。
だいぶ前からも同じような感じでアップしてありますが
再確認ですね!
では、今日はこんな感じで!